📘 英語の関係代名詞を学ぼう!
関係代名詞は、英語の文をスムーズにつなげるための魔法のような言葉です。その便利さ故なのでしょうか、配信でも頻出の英文法です。それでは、ペトラの英語を使って関係代名詞を解説したいと思います🚀
この記事の最も重要なこと、1つだけ覚えて帰って欲しいことを初めに伝えます。
※この記事では”文法が論理的に分かる”ことではなく”コミュニケーションが伝わる・伝える”ことを重視しています、ゆるゆるしてます。
1️⃣そもそも代名詞ってなんだっけ?
この章は分かる方は飛ばしてしまって構いません!!
しかし、代名詞の本質を理解すると、関係代名詞という文法を気にすることなく意味が伝わってくるようになります。
代名詞とは….
これが本質です。あれ、それ、彼、彼女、あなた、とかですね。
例えば、コップを指差しながら”それ”と言った場合、代名詞”それ”はコップという名詞の代わりです。
英語の代名詞を学び直したい方は次の記事が分かりやすいので、ぜひ見てみてください。
ところで皆さん、日常生活でこんな場面に遭遇したことはありませんか?
Aさん「あれ、取って、あれ」
Bさん「あれじゃ分かんねえよ、なんだよ」
Aさん「あの○○○○○で◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎なやつ!」
Aさん「Bさんって芸能人のあの人に似てるよ!」
Bさん「えーーっと、ありがと?誰?笑」
Aさん「あの○○○○○が◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎な人!」
1度はあるのではないでしょうか?私はだいたいAさんです笑
ここで出てきた、”あれ”、”あの人”が代名詞ですね。
その後の展開が注目で、当然ですが”あれ”では、Bさんにとって、Aさんが何のことを言っているのか分かりません笑
Bさんが多少イライラしてしまっても仕方ないですね。
そこで、Aさんは代名詞の解説をしています。(経験的にAさんはこの解説も下手そうではあります)
これが大事なんです。
これが、あらゆる言語の共通ルールです。コミュニケーションの共通ルールと言った方が伝わるでしょうか。ジェスチャーで会話しても、同じことが起こります。
繰り返します。
またリピートするので忘れても大丈夫ですよ!
やっとですが、関係代名詞の解説に進みます。
関係代名詞も代名詞である、ということを意識しながら読み進めてみてください!
2️⃣関係代名詞って何?
お待たせしました、関係代名詞です。
私は形から入るタイプなので、まずは実例をお見せします。
関係代名詞は、2つの文を1つにまとめる時に使います。例えば、
① I have a friend.
She speaks seven different languages.
私には(1人)の友達がいます。
彼女は7カ国の言葉を話します。
これを関係代名詞whoを使って1つの文にすると、
② I have a friend who speaks seven different languages.
私には、7カ国の言葉を話す友達が1人います。
となります。そんな凄い人がいるのか疑問ですが、もしかすると、アルバーンは7ヶ国語話せるかもしれませんね!
詳しい説明の前に、さっそく同じwhoの関係代名詞をペトラ🐧が使っているところを聞いてみましょう!👂
再生マークをタップすると、Youtubeが開き、その部分が再生されます。
(ショート動画なので繰り返し聞いてみましょう!!)
このゲームは、たとえ日本で育った人だとしても難しいです。
関係代名詞はよくSVOCを使って説明されることが多いですが、その説明の仕方はむしろ分かりづらくなってしまうと考えています。ネイティブが毎回SVOCを気にして英語を話しているとは思えません🐧
関係代名詞は2つの文を1つにまとめます。ということは、逆に関係代名詞でまとまっている文を2つに分解することも可能です。さっきの英文🐧を分解してみます。
This game is tough even for those. + they grew up in Japan.
このゲームはたとえ人々であっても難しい。その人々は日本で育った。
となります。thoseが彼らなのか、彼女らなのかは重要ではないので人々と訳しています。
私の実際のアタマの中では”誰々”という訳が思い浮かんでいます。これは次にthoseの解説が来ることを期待しているからです。thoseを見ながら、thoseって何⁇誰???解説来い!!!!とツッコミを入れているイメージです。
そして期待どおり、”人々は日本で育った”という解説が来ました。しかも人であることを強調するためにwhoを使ってくれています。
ここで思い出して欲しいんです。
コミュニケーションの共通ルール。
これです。
関係代名詞もその名のとおり”代名詞”です。
このルールでは言語ごとに代名詞の種類が違うというのが問題になってきます。『英語という言語には、関係代名詞という代名詞がある』ということだけを知っておけば大丈夫です。
英文が不完全になる、とか、前置詞が関係代名詞の前に来る、とか、そういうことは推しが何を話しているかを知る上ではあまり重要ではありません。(試験で点を取るためには重要ですし、試験で点を取ることも時に重要です)
そして、関係代名詞は直前の名詞の解説文を繋げる役割をしているんです。
関係”代名詞”の後に名詞の解説分が来ていることが分かると思います。関係”代名詞”を見たら、”解説”を期待しましょう。
先ほどのペトラの英文でも関係代名詞whoが解説文を繋げる役割を果たしています。
名詞を後の解説文と関係させて1つの文にするから、関係代名詞と呼ぶんですね。
※あえて修飾ではなく解説という言葉を使っています
まずはこれを覚えましょう。
そして、ここで1つトピックがあります。
この英文は関係代名詞以外でややこしい部分があります。
それがthoseとtheyです。theyの目的格はthemなのですが…..ペトラはthoseを使っています。
(目的格という名前は重要ではありません、そんなのあったなというフィーリングで大丈夫です!)
theyとthoseの違いを詳しく知りたい方は次のサイトを見てみてください。
意味が分かるようになるという点では、thoseでもthemでも大きな違いはありません!
次はwho以外の関係代名詞の種類を紹介します。
3️⃣代表的な関係代名詞の種類
| 先行詞 | 主格 | 所有格 | 目的格 |
|---|---|---|---|
| 人👦🧒 | who | whose | who(m) |
| 人以外🐈📗 | which | whose | which |
| どっちにも使える | that | なし | that |
関係代名詞の種類や条件は、試験の文法問題や英作文で点を取るためには覚える必要があるかもしれませんが、日常会話や配信を聴くといった用途であれば、見たことあるな🤔程度で大丈夫です👍
英語を楽しく聴き・読めるようになれば、そのうち英文法も身につくはずです。
3️⃣ いちおう各種類の使い方のポイント
-
主格: 文の主語として使います。
- 例: The girl who(that) is singing is my sister.
-
所有格: 所有を示す時に使います。
→所有格ではthatが使えませんが、たぶん使ってもネイティブは怒りません。特に、物に対してwhoseを使う表現はぎこちなく聞こえるため、関係代名詞を使わないことが多いです。配信でも所有格の関係代名詞はまだ聞いたことがありません。-
関係代名詞を使ったぎこちない表現
例: The house whose roof is green is mine. -
関係代名詞を使わない表現
例: The house with a green roof is mine.
-
関係代名詞を使ったぎこちない表現
-
目的格: 文の目的語として使います。
- 例: The song which(that) I listened to was beautiful.
配信でwhichは聞いたことがありません!
人以外に使う場合は大抵thatを使用しています。一方で、人に対する場合は、whoを使うことが多いです。これはthoseなど、人も物も表す曖昧な代名詞の際に、人であることを強調するためです。
リスナーがより分かりやすいように、whoを使ってくれているんですね!
このように効果的に文法を使えるようになると、カッコいいですよね😎
4️⃣関係代名詞のやっかいなルール
私のコミュニケーションの共通ルールの天敵とも言えるルールが関係代名詞にはあります。
それが、
というものです。
そもそも関係代名詞が省略されて見えなくなってしまったら、代名詞の後は解説を期待できなくなってしまいます笑
ここで何度も繰り返し伝えているコミュニケーションの共通ルールを発展させます。
もう代名詞とか関係なくなってしまったのですが、これがけっこう使えます。
漠然とした名詞を見る度に、それって何???詳しく教えて!!!ってツッコミを入れながら英語に触れていると、そのうち慣れて文法を意識しなくても何となく意味が分かるようになってきます。
関係代名詞が省略された例文を2つ紹介します。
③ The man (that) I met on the street works at a bank.
私が通りで出会った男性は銀行で働いている。
④ I'm reading a book (that) I borrowed from the library.
私は図書館から借りた本を読んでいます。
③はThe man(その男性)という漠然とした名詞を見た瞬間に、「The manって誰だよ〜〜〜〜〜分かんないよ〜〜〜〜このままだとコミュニケーションが成立しないから、どうせこの後解説が来るんだ〜〜〜〜」と解説を期待します。
④も同じですね。「a bookって何だ〜〜〜〜」ってなります。
さらに、③では a man I、④では a book I と名詞が連続していますね。ここに関係代名詞that(who/which)が省略されています。③ではthe manの時点で人であることが分かるので、(that)を使っています。
名詞が連続しているオカシさをSVOCを使って論理的に説明することもできるのですが、そんなこと言われてもウルサイ😌だけですよね。言われなくても、「ちょっとおかしいなってことは分かる」って感じませんか? この感覚、フィーリングだけで十分です、自分を信じてください。
名詞が連続している違和感を信じれば、必ず隠れた関係代名詞を見つけ出すことができます。
ここで、実際にペトラの配信で関係代名詞が省略されている英文を見てみましょう!
(直訳)彼らは全員が一緒にそれをしなければならない、さもなければ料理が美味しくなくなってしまうというような人たちだった。
they wereなのかthere wereなのか自信がないのですが、どちらにしても意味はあまり変わらないのでOKだと思っています。(間違っていたら教えてください🙇)
everyoneの後に、weと名詞が連続していますね。everyoneを見た瞬間に、いやeveryoneってどんな集団だよ?!とツッコミを入れます。そして関係代名詞など関係なく、everyoneの解説が来ることを期待します。(期待どおり解説が来ました)
ここで、likeは〜のようなという意味で訳しています。うーん、えーと、のような間を繋ぐlikeも配信ではたくさん出てくるのでlikeを見ると身構えるようになってしまいました。
4️⃣ ちょっと上級! 発展的な使い方
-
what: 「...するもの」や「...すること」という意味で使います。
- 例: This is what I want for my birthday.
-
where: 場所を示す時に使います。
- 例: The park where we played is huge.
-
when: 時間を示す時に使います。
- 例: Summer is the season when we go to the beach.
関係代名詞のwhat、関係副詞のwhere・when(その他whyやhow)と呼ばれていますね。
またややこしいものに、接続詞のthatがあります。←これがホントに配信では頻出です😳
これらの内容は次回以降で解説していきます!
他にも to不定詞や分詞構文など、名詞の解説の役割を担う文法も扱う予定です。
随時、更新してまいりますので、動画のいいね👍などで応援していただけると嬉しいです🙇
(いいねは皆さんの思っている5000億倍ほど嬉しいですし、編集モチベに繋がっております!!)
最後にこの章の大事なことをザザザーっと復習いたします。
このくらいゆるっとした感じで英語の意味が分かるようになると、他の関係副詞や分詞構文が使われている英語も意味を理解しやすくなります。独学でセンター英語190/200点、国立大二次試験の英語で8割を取ったことがあるので、試験の長文読解にも使えると思います。(文法問題も対策はしました、つまんなくて嫌だったけど)
次回は『whatの関係代名詞』を配信中の例文とともに解説します👋
例文で使用した動画一覧(▶をタップすると開きます)